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2012-05-09 Wed 15:30
5月9日(水) vol ・ 227 「言葉の力」
新緑のGWも終わり、日常生活が立ち上がる。 最近の気掛かりな傾向として、「言葉の力」を 軽視することが、多いように思う。…… * 今の流行(はやり)の音楽は、リズム先行で、 言葉が付け足しのようで、 その言葉も聞き取れない場合が多い。 聞き取れた場合でも、 その言葉がイキイキとしていない。 フワフワとして捉えようがない。…… どうも、無機質のように思えてならない。…… * 先月の大学のクラブ(万葉会)の同窓会での 幹事のMさんの言葉がこころに残った。―― 「“万葉集”の葉は、言葉の葉だと思う。 言葉を残すことが、 大きな目的だったのではないか」 ……なるほど。 万代に残そうとした言葉に、 リズムを付け、韻を踏み、 こころを封印する。…… ここに、日本文化稀有の巨大な 文化遺産が生まれた。 言葉が“いのち”だったのだ。…… * 今日の読売新聞の朝刊、 「結婚指輪してますか?」の 記事がよかった。 嫁ぐ娘さんの両親に送った 手紙の中の詩に胸が詰まった。…… 「水のような感情をもてたらと思う 熱しにくくて さめにくい そんな気持ちで 生きていけたら 長い時間をかけて 人を愛し 長い月日を愛しつづける できるなら 目を閉じる その瞬間までも」…… その娘さんは、子どもさんの病気を乗り越え、 こどもを育てあげる。 ……良質な短編小説を 読んだような感動が溢れる。 この詩の末尾は、 「長い間ありがとうございました」。 感謝の言葉は、それだけで力がある。…… * 私も、力のある言葉、 こころのこもった言葉を これからも、紡ぎ出していきたい。 ……そう、思った。 |
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